軽いブレーキングでプリウスのブレーキランプが点灯してくれない

最近、友人のプリウス(三代目)を運転する機会が多いのだが、ブレーキペダルを軽く踏んでほんの少しブレーキを利かせた時、ブレーキランプ(ストップランプ、制動灯)が点灯してくれなくて困った。どのくらい軽いブレーキかと言うと、平地でギアをDレンジに入れ、停止状態からブレーキを緩めていった時の、車が動き出す寸前のぎりぎり止まっていられる程度の浅い踏む込みで点灯してくれない。踏み込み量で言うと、1センチ踏み込んだかどうかのところ。
カックンブレーキを防ごうとしてブレーキを緩めた時にブレーキランプが消えてしまったり、停止位置までに余裕があってゆっくり減速していった時に一度もブレーキランプを点灯させることなく停止したりとだいぶ迷惑な状態になっていて、この状態に気がついたのも、後ろから数度にわたりパッシングを受けたから。どうもつんのめる様に止まる車が多いな、危ないなと思っていたら、何てことは無い原因は自分にあったらしい。
なるべく早くどうにかした方がいいと、購入店ではない道すがらのトヨタディーラーに駆け込んで事情を説明。ちょっと見てみますと十数分待たされ、返ってきたのは「正常範囲ですね」との言葉。「データに残っているペダルの踏み込み量とブレーキの効き出しも正常ですし、うちの試乗車と全く変わらないですね」だって。後日、友人と一緒に購入店に見せたところ、最終的には点灯位置を調整してもらえたんだけど、やっぱり正常範囲であることには間違いないらしい。言い方をかえると、自分の感覚としては、踏み込み量に対してランプが点灯する位置が遅いというよりは、制動力が発揮される位置が早い感じがするんだけど、これが正常だという事には変わりない。
クリープ*1を止められる程の制動力が出ているのに点灯しないのが正常って、個人的には驚きの基準だけど、せいぜい5,6車種程度を運転した経験で備わった感覚だから、自分の方がおかしいのかもしれない。で、自分の車でもないのにウルセーよって話になるかもしれないけど、この「正常範囲です」って物言いがもにょもにょするというか、少し不愉快だった。そもそも自分の前提として、ブレーキの点灯位置調整なんてそんな珍しいことじゃなくて、乗り手の要望に合わせて黙って調整するもんで、正常異常を云々するようなものじゃないんじゃない?という。いやそりゃ、社で基準があるのは分かるんだけど、オカシイのはお前だと遠まわしに言われているような気がする。実際、やっぱりおかしいのかもしれないけれども。

*1:プリウスは疑似的