16:9の構図についてのお話を読んだ

16:9の構図の分類 〜けいおん!,タユタマ,大江戸ロケット〜 - WebLab.ota
こちらを読んで、だいぶ感じ方が違うなと思ったので。


これは,右のキャラが左の2人のオバサンたちの世間話を盗み聞きする…という場面である.
一目瞭然だけれど,4:3で表現しようと思ったらパンさせるしかない構図になっている.

16:9の構図の分類 〜けいおん!,タユタマ,大江戸ロケット〜 - WebLab.ota

「16:9でしか表現できない構図」として例示されているんだけど、まだカメラを引く余地があるのでパンさせる必要は無いと私は思う。
(引用元の画像を利用させていただいています)
こんな具合で。欠けている部分は当然絵が入ります。脳内補完。元がだいぶ寄り気味の画なので、4:3に収まるまでカメラを引いても人物の大きさは確保できるし、引いたことによって破壊されてしまう要素は特に無いんじゃないかな。元々が人物と背景のカメラがまるで違うという、ゆるいカットだし。


これは,右のキャラが左の2人のキャラに文句を言って,それに対して一番左のキャラ(主人公)がリアクションするシーンなんだけれど
これも,4:3で表現しようと思ったらパンさせるしかない.

これもまだ引けると思う。

実際に4:3で画作りするなら、人物の配置も調整する余地があるんじゃないかな。

で、思ったんですけど、上の二つって「16:9でしか表現できない構図」というよりは「16:9から4:3にパン&スキャンしたときに問題の出る構図」って感じですよね。でもそういう前提には読めなかったんだけど、どうなんだろう。私の誤読かな。

追記 5/28

一応自分の考え方を補足しておくと、「16:9をうまく使っている構図」の例については確かに4:3では難しいと思う。カメラを引くとか、桶をもっと奥において人物の配置も調整するなんて選択は有り得ない。それでは桶を中央に配した意味が弱まってしまう。